Sant Jordi 2020 世界本の日記念
第15回 絵本翻訳コンテスト

"
Dolors Aleu"

San Jordi 2020
Concurs de Traducció
"Dolors Aleu"



多数のご応募ありがとうございました。
受賞者などの結果はこちらをご覧ください。








第15回絵本翻訳コンテスト
"DOLORS ALEU"
文:Natàlia Cerezo
絵:Roser Calafell

応募要項

今回の課題絵本「DOLORS ALEU」は、la Galera社から出版されている「Valenta com tu」シリーズの1冊です。

シリーズ名からもおわかりのように、自らの人生を切り開き、国の歴史を変えた女性たちの人生を紹介する絵本です。Dolors Aleuは、1882年に女性として初めて、カタルーニャ、そしてスペインで、医者となりました。彼女の功績により、多くの女性が、当時はまだ男性社会だった医学の世界へと道を切り開くことができました。時代は変わり、現在では、「女医」という言葉は「医者」と同様になじみのある言葉となりましたが、給与の差や、女性が要職に就く割合はわずか20%であるなど、差は未だに存在し、切り開くべき道はまだあります。

絵本「Dolors Aleu」は、読みやすく、心温まる絵本です。多くの方にご応募いただき、この女性医師のお話を日本でも知っていただければと願っております。

命を助けるために、世界中の病院で闘ってくださっている医師、女性医師、そして、医療関係者の方々への感謝を込めて、この絵本を今年の絵本翻訳コンテストの課題絵本に選びました。



参加費:4,500円(課題絵本1冊を含む)
応募〆切: 2020年10月30日
受賞者発表: 2020年12月28日

絵本のみご希望の方には3,000円で販売致します。

皆様のご応募をお待ちしております。
お問い合わせは、 exosaka@osb.att.ne.jpまで。








Convocatòria del quinzè Concurs de Traducció: DOLORS ALEU de Natàlia Cerezo amb il•lustracions de Roser Calafell


Enguany ens plau presentar-vos un llibre de la sèrie "Valenta com tu" de l'editorial la Galera.
El nom ja expressa per si sol que la col•lecció pretén donar a conèixer les vides de dones exemplars que han canviat la vida i la història del país. Dolors Aleu va ser la primera metgessa del país (1882) i gràcies al seu exemple moltes altres noies es van poder obrir camí en el món de la medicina quan encara era una professió masculina. Les coses han canviat, el nombre de metgesses és actualment equiparable al nombre de metges, cal dir però que encara hi ha desigualtat salarial i la possibilitat d'accedir a llocs d'alta direcció és només del 20% per a les dones. Queda doncs camí per fer.

Dolors Aleu es un llibre informatiu, amable i fàcil de llegir. Animeu-vos a participar en aquest concurs de traducció a fi que la història d'aquesta metgessa també es conegui a Japó.

Amb la proposta d'aquest llibre per al nostre concurs de traducció d'enguany volem agrair la dedicació de metges i metgesses i de tot el personal sanitari que lluita per salvar vides als hospitals d'arreu del món.


Participació:4.500 ¥ ( llibre il•lustrat inclòs)
Data límit per presentar l'obra traduïda:30 d'octubre de 2020
Publicació dels resultats: 28 de desembre de 2020


Les persones que vulguin el llibre sense participar en el concurs, ens el poden demanar. El preu es de 3.000 ¥.

Esperem la vostra candidatura!
Per a més informació no dubteu en contactar-nos: exosaka@osb.att.ne.jp

 

 






第15回絵本翻訳コンテスト"Dolors Aleu” 審査結果発表

Ens plau comunicar-vos que les guanyadores del quinzè Concurs de Traducció del llibre

“Dolors Aleu” corresponent a la convocatòria de 2020, son les següents:

 

 


最優秀賞

Primer Premi

 

姫野 幸子さん(大阪府)

Sra. Yukiko Himeno (Osaka)

 


姫野さんの作品はこちら




第2位

Segon Premi

 

松倉 真理さん(東京都)

Sra. Mari Matsukura (Tokyo)

 



特別賞

Premis especials

 

本多 桃代さん神奈川県

Sra. Momoyo Honda (Kanagawa)

 

冨田 充子さんノバスコシア、カナダ

Sra. Atsuko Tomita (Nova Scotia, Canadà)

 

 



二次審査に進まれたのは、下記の皆様です(アルファベット順)

Els candidats que després de passar la primera eliminatòria han arribat a la final
són els següents (per ordre alfabètic)

 


後藤 史子さん                  Sra. Fumiko Goto

姫野 幸子さん                  Sra. Yukiko Himeno

本多 桃代さん                  Sra. Momoyo Honda

ホリ 美保さん                  Sra. Miho Hori

石井 律子さん                  Sra. Ritsuko Ishii

梶 記代美さん                  Sra. Kiyomi Kaji

角元 良さん、アンナ フォルニエレス オルティさん        Sr. Ryo Kakumoto, Sra. Anna Fornieles Ortí

笠原 磨里子さん                Sra. Mariko Kasahara

小林 泰子さん                  Sra. Yasuko Kobayashi

松倉 真理さん                  Sra. Mari Matsukura

村松 美香さん                  Sra. Mika Muramatsu

村中 沙織さん                  Sra. Saori Muranaka

中尾 しょうこさん             Sra. Shoko Nakao

西林 尚美さん                  Sra. Naomi Nishibayashi

大出 優子さん                  Sra. Yuko Oide

坂井 信悟さん                  Sr. Shingo Sakai

嶋田 真美さん                  Sra. Mami Shimada

武田 恭子さん                  Sra. Kyoko Taketa

冨田 充子さん                  Sra. Atsuko Tomita

山本 賀子さん                  Sra. Yoshiko Yamamoto
山村
梨紗さん、岸田 有紗さん          Sra. Risa Yamamura, Sra. Arisa Kishida


おめでとうございます!

Moltes felicitats

 

 

 



第15回絵本翻訳コンテスト一次審査 審査員

Membres del jurat de la primera etapa

 

関西カタルーニャセンター 翻訳部門チーム

Equip de traducció del CCK

 


15回絵本翻訳コンテスト最終審査 審査員アルファベット順

Membres del jurat de l’etapa final (per ordre alfabètic)

 

平井うらら氏 - Prof. Urara Hirai大学講師、作家、翻訳家

金関あさ氏 - Sra. Asa Kanaseki スペイン大使館 経済商務部 書籍担当

モンセ・マリ- Sra. Montse Marí(関西カタルーニャセンター 会長)

 



絵本翻訳コンテストは皆様の応募に支えられ、今年15回目を迎えることができました。

これからも継続して開催していく所存ですので、今後ともお力添えの程、よろしくお願いいたします。

 







第15回絵本翻訳コンテスト最優秀賞受賞作品

『ドゥロース・アレウ
 あなたみたいに ゆうきあるひと』

 姫野 幸子 訳

 

 

ずっと ずっと むかしのことです
とうりは ごたごたして さわがしく

まちかどでは てっぽうのおとが バンバン

そして へいたいさんたちが そこらじゅうの こうえんを

パトロールしていた そんな むかしの おはなしです

 

なにもかも さわがしい そんなころ

ドゥロースは くちかずのすくない おんなのこでした

ひるまは ずっと ひじかけいすに うもれて

ほんばかり よんでいましたから

いえのひとたちは ドゥロースのことを

よく わすれてしまうことも あったのですよ

 

ドゥロースの おとうさんは けいさつの しょちょうさんで

しやくしょの おしごとを していました

おとうさんは とても ゆうきのあるひとでしたから

ドゥロースは おとうさんて すごいなあって

ずっと おもっていました

それに まちのとうりで まさか じぶんが

わるものに たちむかっているような すがたなんて

そうぞうすることも ありませんでしたが

このよのなかを もっと すみよいばしょに するには

いったい どうしたらいいのかなあと

ドゥロースは かんがえはじめるように なったのです

 

そのこたえは もっと あとになって

ドゥロースが こうこうを そつぎょうするころに

はっきりしてきました

よくよく かんがえてから ドゥロースは

りょうしんのまえで こう いいました

「パパ ママ わたし おいしゃさんに なりたいの

だから そのためには だいがくに いかなければ ならないの」

 

おかあさんは こまったように むねに てを あてました

「おんなが だいがくへ ですって? とんでもないわ!」

おとうさんは なにも いいません

おとうさんには ドゥロースが しっかりと やってのける

むすめだと いうことが よく わかっていたのです

だけど ドゥロースが じょがくせいだって いうだけで

もしも だれかが ドゥロースを いたいめに

あわせたりしたら どうしましょう?

 

そんな しんぱいも ありましたが

とうとう おとうさんは ドゥロースの ねがいを

うけいれてくれました

ただし ボディガードが ふたり そばに ついている

という じょうけんでね

ドゥロースは これいじょう めだたないように

おとこみたいな かっこうまでしたのですよ

そして とても よい せいせきで だいがくに はいりました

そんな ドゥロースを みて いやなかおをする

がくせいも いましたが はくしゅを おくって

おうえんしてくれる がくせいも いたのです

 

なんねんも すぎて ドゥロースは たくさん

べんきょうを かさねました

いがくの ほんを 789さつも あんきしたり

にんげんの からだのなかには どんな ひみつが

かくれているのか とかも しらべたりしました

そして ドゥロースは それを とても りっぱに

やりとげたので ほとんどゆうばかりの

みごとな せいせきでした (ゆうに ちかい

りょうの せいせきは 5つ ありましたけどね)

 

 

そして いよいよ さいごの しけんのひが やってきました

めのまえには しっかりと めがねを かけ

りょうてを すりあわせながら いまか いまかと

ドゥロースを まちかまえている しけんかんの

はかせたちの すがたが みえました

 

ドゥロースは はきはきした こえで じぶんの

そつぎょうろんぶんを よみあげました

その ろんぶんのなかで ドゥロースは きっぱりと

こう いいました

おんなのひとだって おとこのひとに まけないくらい

かしこいのです! だから じぶんの じんせいを

じぶんで きめられるように おんなのひとも

きょういくを うける ひつようがあるのです!と

 

ドゥロースの ろんぶんは はかせたちの くちを

あんぐりさせるくらい おどろかせました

ついに ドゥロースは おいしゃさんになって

いいんを ひらくことが できたのです

そして なんという だいせいこうでしょう!

ちいさい こどもたちから わかいおんなのひとたち

それに おくさんたちや おばあちゃんたちまで

いいんは いつも いっぱいに なったのです

それはね やっぱり おとこの おいしゃさんより

おんなの おいしゃさんのほうが ずっと

はなしやすかったし そんなに はずかしいことも

なかったからなんですよ

 

ほかにも ドゥロースは いろいろな おんなのひとたちを

のこらず てだすけしました

たとえば あまりに たくさんの おもい ほうせきを

ぶらさげちゃって くびを いためてしまった

おくさんたちとか いっぱい おかしを つくりすぎちゃって

ゆびが はれてしまった ケーキやさんとか

みなとを さんぽしていて かぜを ひいちゃった

おんなのこたちとか・・・ね

それに ドゥロースは びょうきに ならないように

するには どうすればいいのか とかも

おんなのひとたちに おしえてあげていました

 

こうして ドゥロースは このくにで さいしょの

おんなの おいしゃさん つまりじょいさんになったわけです

おもいこんだら ひとすじの ゆうしゅうで

まじめな ドゥロースは じょいとして てだすけしながら

いつも たくさんの おんなのひとたちの くらしを

かえてきました

そして また ドゥロースが あゆんできた みちを

ひきついでいく みらいの じょがくせいたちの

みちのりも すすみやすくして いったのです



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